こんにちは、たびまみです。
今回はスコットランドの首都エディンバラのグレイフライアーズ・カークヤード・セメタリー・エディンバラ(Greyfriars Kirkyard Cemetery Edinburgh)を観光してきました。ここには日本の忠犬ハチ公のように何年も飼い主を待ち続けていたスカイテリアのボビーの銅像があります。
また、エディンバラといえばハリーポッターの作者JKローリングの出身地ということで、JKローリングがハリーポッターの登場人物の名前の参考にしたと言われる墓地があります。例のあの人の名前のモデルとなった墓石を見ることができました。墓地に勝手に入るのはいかがなものかと思いますが、観光ツアーも組まれていてたくさんの人が訪れている観光スポットになっていました。例のあの人の墓の場所を地図で記載しますので、行かれる方は参考にご覧ください。
忠犬ボビー
グレイフライヤーズで有名なボビーのお話。ボビーは警察官のジョングレイさんと暮らしていたのですが、グレイさんが結核で1858年に亡くなってしまい、グレイフライヤーズの墓地に埋葬されました。ボビーはその後どんなに悪天候の日でも1日たりともグレイさんのお墓のそばを離れずに14年間過ごしていたそうです。ボビーも亡くなった後はグレイさんのお墓と遠くない場所に埋葬されたようです。
その話が有名になりボビーはエディンバラの市にも認められ、銅像が建てられました。グレイフライヤーズの墓地の前のパブと、墓地の敷地内の入り口の2か所にボビーの像はあります。
墓地の前にあるパブの名前は「Greyfriars Bobby’s Bar」と言って、ボビーの名を冠するバーで、お店目の前の銅像を建てたのもこのお店の方のようです。
こちらがそのバー。写真の右側あたりの人が集まっているところにボビーの銅像があります。

みんながボビーの鼻を触っているので、金色になっています。

もうひとつの墓地の敷地内の入口のボビーの像はこちら。綺麗なお花に囲まれていました。

ハリポタ登場人物のモデルとなった墓石・場所
では次に例のあの人のお墓へ。
ここの墓地は結構広く、墓石の量も多いので予め墓石の場所を把握してから行ったほうがパッと見つけられるのでいいと思います。観光地になっているけど普通の墓地なので、部外者がむやみに長居するのもあまりよくないかなと。
私が見つけることができたのは、トムリドル、マクゴナガル先生、マッドアイムーディのモデルになった墓石です。トムリドルはトーマス・リドルさんというフルネームがあり、マクゴナガル先生は苗字だけがモデルになったのかマクゴナガルさん、マッドアイムーディーも名字だけのムーディーさんを見つけることができました。
他の方のブログでハリポタ関連の墓石は観光客が来るので囲われていて近づけないと見たので、囲われている場所を探せばいいのでわかりやすいなと思っていたのですが、私が行ったときは全てが囲われているわけではなく、注意深く探さないと見つけることができませんでした。
他に探し方としては、観光ツアーの団体が集まっている場所はハリポタのモデルとなった墓石なので人が集まっている場所を除いてみると見つかりやすいと思います。
あまり長居しないようにしようと思い、トムリドルのお墓だけは見つけるという目的で墓地へ。
もっと簡単に見つかるかと思ったのですが、結構探すのに時間がかかりましたが、見つけられました!他の墓石と少し離れている2つの墓石が塀の近くにありました。

左の墓石をズームアップ!おお、トーマス・リドルと書かれています。

私が見ているとちょうど観光ツアーの方たちがきて、ガイドの方が説明を始めました。少し聞こえたのが、「トムリドルは闇の魔法使いですし、リドルという苗字はスコットランドでは珍しいので、モデルの方への配慮として作中ではスペルを変えている」とのことでした。確かに墓石のトーマス・リドルさん(Thomas Riddell)とハリポタのトム・マールヴォロ・リドル(Tom Marvolo Riddle)はリドルのスペルが違いますね。日本で言うと、高橋と髙橋(はしご高)の違いのようなものでしょうか。

この時は囲いもなく、googlemapのピンの位置もずれていたため探すのに時間がかかりました。下に地図を貼っておきますので、ご参考にどうぞ!


JKローリングもこの墓地を散歩しながら、ハリーポッターの構想を練っていたのでしょうか。映画に出てくるゴドリックの谷の墓地にも雰囲気が似ていて、ここはロケ地ではないですが勝手に映画を思い出しながら歩いていました。
こちらはマクゴナガルさんの墓石。ハリポタのマクゴナガル先生とスペルも同じですね。本を読んでいた当時、すごい変わった苗字だと思っていたのですが、実在するのですね。


グレイフライアーズ教会|Greyfriars Kirk
墓地の敷地の中には教会もあります。
英語で協会はchurchですが、スコットランド語だとkirkというそうです。スコットランドとイングランドはほぼ同じだろうと勝手に思っていたのですが、言葉がこんなに違うなんて来てみるまで知りませんでした。

中は無料で入れます。小さめの教会ですが、綺麗なステンドグラスと大きなパイプオルガンがあり、ボビーの飼い主だったジョングレイさんについての展示もありました。

では、ご覧いただきありがとうございました。