こんにちは、たびまみです。
2025年のGWにパリ観光をしてきたので感想を書いてみます。
パリのシャルルドゴール空港からパリ市内までの行き方はこちら↓
空港シャトルバスでオペラガルニエまでの行き方やNavigo semaineの買い方について記載しています。
パリ観光MAP
パリの中心地は1~20区に分かれていて、ルーブル美術館のある1区から時計回りに番号が振られています。有名観光地は1~8区のあたり、特にセーヌ川の北側に集中しています。
見どころの多い街ですが、東京の山手線の内側くらいの広さしかないので歩いても結構見て回れます。

1区を中心にズームしたMAPがこちら。有名な観光地はだいたい含まれていると思います。↓

有名な観光地はこんなところでしょうか。
・ルーブル美術館
・オルセー美術館
・エッフェル塔
・エトワール凱旋門(★)
・シャンゼリゼ通り
・サクレクール寺院(★)
・サントシャペル(★)
・ノートルダム大聖堂(★)
・ポンピドゥセンター
この記事では★のついてる4つについて詳しく書いてみます。
ルーブル美術館とオルセー美術館は前にパリに来た時に行ったので私は今回はパスしました。ルーブル美術館の中庭にはチケットなくても入れるので、ルーブルピラミッドだけ見に行ってきました。


★エトワール凱旋門(予約サイト、内部・展望台の様子)
私が行ったのは5月だったのですが、パリは観光客がたくさんいましたので、どの観光地も早めに予約しておいたほうがいいと思います。公式サイトから予約しました。凱旋門は日時指定の予約です。
凱旋門の公式サイトはこちら↓
営業時間やチケットの価格が時期によって異なるようなので、要確認です。水曜日なら安いようなのでねらい目ですね!
私が買ったときは大人1人16€(約2500円)|2025年5月


そもそも凱旋門のどこに入れるのかというと、てっぺんまで行けます。門の上が展望台になっていて、一番上まで行けます。屋根はないので、雨の日だと大変だと思います。また登るのはひたすら階段なので歩きやすい靴がマストです。エレベーターも事前予約制で利用できるみたいなので、車いすの方やベビーカーで来ている方もいました。
凱旋門は周りがラウンドアバウトになっていて、12本の道路が放射線状に伸びています。そのため、近づくには地下通路を通っていく必要があります。地下には当日券を販売するカウンターもありました。




近づくとかなり大きいことを実感。ナポレオンが戦争の勝利の記念として建築を命じたもので、装飾がとても細かく豪華です。戦死したフランス兵の名前を祈念してプレートが壁に埋め込まれています。19世紀前半に完成しました。
日時予約していましたが、それでも30分近くは並びました。パリの観光地はどこもとても混雑していたので、日本だけでなくどの国もオーバーツーリズムなのかなと思います。
チケットを見せて、荷物検査をして、内部へ。


ひたすら螺旋階段が続きます。一方通行なのですれ違うことはないですが、一人用の幅しかない細さの階段で、たまに壁に溝があり休憩できます。皆でヒーヒー言いながら登ります。


螺旋階段をひたすら上り、展望台の下の階に着きました。体感ですが、10~15分くらいで着いたと思います。階段で疲れたので屋根のあるここで少し休憩。この階にはトイレとお土産屋さんがあります。


ここから10~20段ほどすこしだけ階段を上り、屋上へ行ってみます。


凱旋門を中心に道路がまっすぐ伸びているのがわかります。パリを一望!晴れていて気持ちがいい。


南を見るとエッフェル塔も!
西側に一か所だけ高層ビルが集まったエリアが!


ズームしてみると、、ドバイフレームみたいな門?もあります。
パリの隣の地区にあるLa Défenseという再開発地区で大企業が集まっている場所だそうです。凱旋門に登ったからこそ見えたフランスの景色でした。


屋上はこんな感じで特に何もなく、360度屋根も窓もない開放的な展望台でした。スロープはありますが、結構段差があるので車いすやベビーカーだと大変そうです。


下りも螺旋階段をひたすら降りていきます。結構疲れる~!
★サクレクール寺院(行き方、内部の様子、有料展望台)
パリの中心地の北(18区)にあるモンマルトルエリアにある寺院。サクレクール寺院は内部の入場無料で予約の必要がありません。フニクラでの行き方と、有料展望台についても記載していきます。
サクレクール寺院への行き方ですが、丘の上にあるのでひたすら歩けばもちろん行けるのですが、丘を登るフニクラも用意されています。
メトロのAnvers駅かAbbesses駅がどちらも近いので、お好きなほうで降りてフニクラの駅まで歩きましょう。この辺りは坂が多かったです。
フニクラ乗り場に到着。晴天で緑が綺麗です。とても整備されていて気持ちがいいところでした。


私はフニクラに乗っていきますが、すぐ左隣に階段があるので、歩いていくことも出来ます。フニクラは有料ですし、混んでいて結構待つので体力のある方や急いでいる方は階段のほうが早いかもしれないです。ただ、45度くらいあるんじゃないかというくらいかなり急な階段でした。


列が長く乗るまでに20分くらいは待ったと思います。私はNavigo semaineを持っていたので、含まれているためチケットを買うことなくフニクラに乗れました。チケットは確か2ユーロほど。
※Navigo semaineについては、冒頭に貼っている別の記事をご覧ください。






右)日本語で「すりに用心せよ」かっこいい言い回しw
フニクラ自体は1~2分ですぐに着きました。フニクラの通る道がすごくきれいでした。


丘の上に到着。高いのでとても景色がいい~!


あるあるですが、鍵がたくさんつけられていて、鍵を売っている方たちもたくさんいました。買うとサインペンも貸してくれるようでしたw


サクレクール寺院、すごく大きいし真っ白でとても綺麗です。




サクレクール寺院は19世紀後半に第三共和政の始まりを祝して建設が開始されたそうです。エッフェル塔ができたのもそのころだそうで、凱旋門は19世紀初めなので、それより50年ほど後に立てられたのですね。
ここもかなり混んでいて30分並んでようやく内部に入れました。


かなり天井が高く、石造りの重厚な壁と綺麗なステンドグラスと壁画がありました。




一度外に出て、有料展望台のほうへ行ってみます。サクレクール寺院に入るための列まだまだ途切れません。この日はとても日差しが暑かったです。サングラスは必須。


横にあるチケットマシーンで有料展望台のチケットを購入します。チケットを買うと、サクレクール寺院の塔のドームに入ることができます。




私はチケットマシーンで購入しましたが、中に有人のチケットブースもありました。大人1人8€。
パノラマビュー、入っていきます。


ここももちろん螺旋階段!ヨーロッパの塔はだいたい狭い螺旋階段ですね。236段登っていきます。結構辛かった~!凱旋門の螺旋階段より私はこっちのが辛かった気がします。


ただ、ここは景色がよくて登ってよかった!正面に見えるのはエッフェル塔。




凱旋門もばっちり。ルーブル美術館やオペラ座、ノートルダム大聖堂も見えました。


変なビルもありました。Tours DUOというオフィスビルのようで、上の四角い部分が落ちそうです。


サクレクール寺院の真下の丘にあるSquare Louise Michelもきれいに見えます。人が多すぎですがw


モンマルトル観光トレインもあるようです。35分のツアーでおとな12€。サクレクール寺院の丘の上まで来ていました。この絵を見ると風車が描かれているのでムーランルージュの前も通るのかな?




サクレクール寺院の西側にテルトル広場があり、モンマルトルは芸術エリアなだけあって画家の人が集まって似顔絵を描いてくれたり、パリの街の絵を売っています。とてもきれいなところなので寄ってみてください。ただめちゃくちゃ混んでいましたので、念のためスリにはご注意を。


あとモンマルトルにはジュテームの壁と壁抜け男の像があるので、併せて寄ってみるのがいいと思います。ジュテームの壁には日本語で「大好き」や「愛しています」と何か所か書いてあるのを見つけられます。






★サントシャペル(予約サイト、内部の様子)
サントシャペルは日時指定の予約制なので早めにチケットのご予約を。私は公式サイトで購入しました。↓
こちらも時期によって値段が変わるようです。コンビチケットはサントシャペルと横にあるコンシェルジュリーに入れるものです。サントシャペルは日時指定でしたが、コンシェルジュリーはサントシャペルと同日であれば、時間は自由でした。
私が行ったときはコンビチケットで大人1人20€(約3200円)|2025年5月
Combined Sainte-Chapelle / Conciergerie ticket: €20
サントシャペルは13世紀に建てられた礼拝堂で360度のステンドグラスが圧巻。パリの中でもトップクラスの豪華さです。コンシェルジュリーはもともとは宮殿でしたが、フランス革命時は牢獄として利用されていた建物で、マリーアントワネットが処刑されるまでの期間を過ごした牢獄がありました。タブレットで説明を聞けるので面白く歴史を勉強できました。2024年のパリオリンピック開会式でマリーアントワネットの処刑が再現されていた衝撃的な演出で利用されていた建物です。
まずはサントシャペル。入り口は時間ごとに列が分かれていて、時間ぴったりに案内されました。早く行っても外で待つだけなので、指定した時間の少し前に行くのがよさそうです。
余談ですが、この辺りは細かい何か葉っぱのようなものがずっと舞っていてすごいくしゃみが出ました。5月のパリは花粉があるのか、粉じんはなんなのか、謎でしたが周りでもくしゃみをしているが多かったです。


時間になって中に案内されるとまずは下層礼拝堂に入ります。天井の青がとても綺麗。この場所もすでに豪華です。正面にいるのは礼拝堂の守護聖人である聖母マリア。


お土産屋さんもあります。


この階から階段を少し上り、二階の上層礼拝堂へ。
入り口からぐるっと360度15枚の大きなステンドグラスがキラキラ輝いています。入り口から見て左のステンドグラスのから時計回りに、下から上の順番でキリストの一生を描いています。入り口近くにステンドグラスの詳しい説明が日本語で書いてあるので読んでみてください。


入り口正面のステンドグラスはキリストの受難のようす、対する入り口の丸いバラ窓はヨハネの黙示録を表しています。ぜひ明るい時間帯に行ってみてください。


12世紀半ばにキリスト受難の聖遺物を保存するために建てられたシャペルのため、上層礼拝堂の正面にキリストの受難に関する22の聖遺物が保存されているそうです。(キリストが十字架にかけられたときの本物の十字架の破片など)


今回は内部の階段から二階に上がったのですが、昔は二階のこの入り口から入った気がします。入り口の装飾も細かくてとてもきれい。


リーフレットをもらえたので興味のあるかたはどうぞ。これとは別の説明も内部で見ることができます。




お次は横のコンシェルジュリーへ。入り口がわかりにくかったですが、着きました。


6世紀にこのコンシェルジュリーやサントシャペルがあるシテ島を王の住居と定め、13世紀に入り大規模な王宮の改修が始まりました。14世紀後半に王宮を移すまではコンシェルジュリーが王宮として利用され、移動後は司法業務を強化し牢獄が整備されました。エッフェル塔やサクレクール寺院よりもかなり歴史の古い建物のようです。
チケットを見せて入り口から入るとこの大広間。ここは「衛兵の間」と呼ばれ、1302年に建設されたゴシック建築の代表です。この場所はかつての衛兵たちの食堂として利用されていたようで、貸してくれるタブレットでその様子が再現されており、日本語の説明を読むことができます。




iPadminiサイズのタブレットを貸してくれ、タブレットをかざした場所に何があったか写してくれます。タブレットのレンタルはチケット代に含まれています。
各部屋にこのVRポイントがあるので、タブレットで読み取って説明を見れます。こんな展示があると知らなかったので面白い体験ができました。


今は何もない広場ですが、当時は机が並べられていて食事をとっていた様子が見れます。


マリーアントワネットの独房があった場所に作られた囚人たち用のチャペルです。このあたりにはマリーアントワネット所有物が展示されており、当時の暮らしが伺えます。独房も看守と同じ部屋で低い仕切りがあるのみだったそうで、プライバシーなんてものはなかったそうです。14歳でオーストリアからフランスに嫁いで、絢爛豪華なヴェルサイユ宮殿で暮らしていたのに、37歳でこの独房が最後の場所となるとは、とんでもなく波乱万丈の人生ですよね。




この辺りにはMとAの重なるロゴがいくつもあったので、マリーアントワネットの頭文字なのかなと思ったり。調べても出てこないので予想ですが、そう見えます。


リーフレットをもらえたので興味のある方はどうぞ




★ノートルダム大聖堂(予約サイト、内部の様子)
長くなってきましたが、最後にノートルダム大聖堂です。こちらは入場無料ですが、日時予約がおすすめ。予約なしの当日入場の列はとんでもなく長蛇の列でしたが、予約していたのですんなり入れました。予約公式サイトはこちら↓
2019年4月に火災に見舞われたノートルダム大聖堂ですが、2024年末に再建後の一般公開が開始しました。私が行ったのは2025年5月なので公開再開後半年ほどで訪れることができました。外部の工事は行われていましたが、内部は綺麗に再建されていました。大規模な火災でしたが、正面入り口や内部のバラ窓は破損を免れたそうです。




外ではパンのイベントも行われていました。とてもいい匂い。




入り口の装飾がかなり細かいです。とても綺麗な状態でした。


12~14世紀半ころに着工し改修などを経て完成。全長約130m、高さ約90mとても巨大な内部。フランス革命の中で一部が破壊されることもあったそうですが、1804年にはナポレオンの戴冠式も行われるなど記念式典にも利用されているようです。






超巨大なバラ窓。火災の影響を受けなかったようでよかったです。


4つの観光地について記載してみましたが、いかがでしたでしょうか。4つとも行けてよかったおすすめ出来る場所でしたのでぜひ早めの予約をして訪れてみてください。
お役に立てれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。