こんにちは、たびまみです。
2025年6月にスペインのマドリードからトレドに日帰りで観光してきました。マドリードのアトーチャ(Atocha)駅から電車(renfe)でトレド駅まで行きましたので、その様子を書いてみます。参考になれば幸いです。
事前にチケットの予約を
私はレンフェ(renfe)という鉄道会社の電車でトレドへ行きました。レンフェはスペイン政府が100%出資していて、日本語ではスペイン国鉄と呼ばれる会社です。大きな会社なので、様々なルートや種類の電車があるようですが、マドリードからトレドはレンフェの中のAvantという高速列車のようです。マドリードからトレドは約70㎞でAvantだと35分ほどなので、近距離列車がAvantのようです。

余談ですが、前にバルセロナとマドリード間をレンフェで移動したときはレンフェのAVEという高速列車を利用しました。所要時間は2時間半~3時間で630kmなので、AVEのほうが長距離列車のようですね。カフェ車両もありました。
写真の左がAVEで右がAvantです。
レンフェの予約は公式サイトのこちら↓
私が予約したときは片道おとな1人11ユーロでした。
アトーチャ駅のAvant乗り場
アトーチャ駅は広くてトレド行きのAvantの乗り場を見つけるのに少し苦労しました。駅員の方もあまり英語を話さない方が多く、ウロウロして自力で探しました。そのため、スペイン語を話さない方は少し早めに駅に着いておいたほうが安心かなと思いました。
バスでアトーチャ駅に向かった場合、このような形の円形の建物が見えるかと思います。これがアトーチャ駅の入口です(庭園のある旧駅舎側の入口はまた別の場所になるのですが、この記事では割愛します)。
この円形の建物に入り階段を1つ降りるとアトーチャ駅構内に着きます。レンフェの乗り場はたくさんあるのですが、行先によってプラットフォームが違うのでTOLEDOの記載を見つけないといけません。
降りた階の係の方にTOLEDOというと、下を指さされたのでさらに降ります。
降りた先でこんな案内を見つけましたが、スペイン語のみ。おそらく、AVE、ALIVIA、IC、AVANTの乗り場はここではなく、右に進んだほうだということのようです。Ground Floor accessと記載があり、その下にTOLEDOとの記載もあります。

案内に従って移動すると、トレド行きのプラットフォームらしき場所が見つかりました。

電車に乗る前にすべての場所で荷物検査がありました。空港かのような厳重さですね。以前に事件かなにかあったのでしょうか。電車で荷物検査をしたのは初めてでした。

電光掲示板でプラットフォームの確認。

私が乗る電車は8:15のトレド行きで、まだプラットフォームの番号は表示されていません。
一番右に「PLANTA BAJA」「PLTA PRIMERA」とあるのですが、「PLANTA BAJA」がGround Floorという意味で「PLTA PRIMERA」が1st Floorという意味のようです。私の電車は「PLANTA BAJA」と記載があるので、地上階で待っていればよさそうです。
スペイン語を日本語にgoogle翻訳するとどちらも1階と出てきてしまうので、スペイン語と日本語の翻訳性能がイマイチのようです。英語への訳のほうが正確そうです。
このように「2つ降りた先がGround Floor?」という感じで、バス停前の入口から入ると自分が今何階に居るのかかなり混乱します。レンフェの公式サイトにはあまり情報がないのですが、下記のサイトには駅構内の地図が乗っていました。
これによると、バス停があるのが「PLANT 2」= 2nd Floorとなります。つまり最初から2nd floorに居たのですね!そこから2つ下るのでトレド行きの乗り場はGround Floorとなるわけです。ややこしい、、
なお見た感じ、アトーチャ駅の構造は下記の様でした。
- 1st Floor (PLTA PRIMERA) → 長距離高速列車(AVE)がメインの乗り場
- Ground Floor (PLANTA BAJA) → トレドのようなそこまで遠くない街に行く電車の乗り場
今まで色々と旅行してきて思うのですが、係の方がきちんと案内してくれる、ということもないので、何人かに聞いてみて、誰かが正確な情報を知っていて教えてもらえればラッキーくらいに思っていたほうがいい気がします。アトーチャ駅でも何人かに聞いて、あっちこっち適当に言われたので、めげずに聞くことと事前に調べておくこと、時間に余裕を持つことが大切だと思います。日本と比べるどこの国も良くも悪くも適当です。
無事Avant乗車、内部の様子
待っていると無事電車が来て乗れました。時間ぴったりに無事発車。スペインはのんびりしたイメージがあったのですが、電車やバスも時間ぴったりに出ることが多かったので、私が想像していたよりはキッチリしているようです。
座席はこんな感じ。少し古めの車両のようです。

車両は真ん中向きに向き合っている座席になっているので、うまいこと座席を指定すれば進行方向向きの席に乗れそうです。私は後ろ向きの席になってしまいました。荷物置き場はおそらくなかったので、あまり大きい荷物は持ち込みにくいかもしれません。USBのコンセントもなかったです。

8:15に出発して8:48に到着しました。予定通り約30分ほどで到着しました。


トレド駅舎。駅とは思えない美しい外観です。

この駅舎はスペインとポルトガルで見られるムデハル様式という、キリスト教建築とイスラム教建築が融合した様式で建てられたものです。イベリア半島は800年間イスラム教だったため、文化的な影響が濃く、キリスト教に戻った後19世紀後半に建てられたこの駅舎も様式としてはムデハル様式を採用しているようです。
内部もとても綺麗。色合いは落ち着いていますが、レースのような模様が綺麗です。

ステンドグラスもいくつもあり、天井が高いこともあり開放感のある駅です。待合室もありました。

カフェもありましたし、無料トイレもありましたよ。

では、ご覧いただきありがとうございました。